放電地震2





ポケモン 特性 持ち物
ロトム ふゆう ほうでん リーフストーム いたみわけ まもる オボンのみ
ランターン ちくでん ハイドロポンプ ボルトチェンジ こごえるかぜ 怪しいひかり シュカのみ
カバルドン すなおこし じしん いわなだれ じわれ まもる イトケのみ
ドリュウズ すなかき じしん いわなだれ つのドリル まもる 地面のジュエル
ラティアス ふゆう りゅうせいぐん いやしのはどう でんじは まもる ハバンのみ
ウルガモス ほのおのからだ ねっぷう むしのさざめき みがわり まもる たべのこし




以前記事にした放電地震がベースで、その反省点を活かした構成になっております。
コンセプトや自分の好みより、パーティとしての強さや使いやすさを重視しましたみたいな。
戦績はこんな感じ。

  • 第18回がにゅーオフ…9勝1敗(3位)
  • 第4回ICC Final stage…2勝1敗(三つ巴で予選敗退)



〜改良点〜
6体の内ランターンカバルドンドリュウズの3体はそのまま。
放電を特性とタイプの2パターンで無効化させると、選出に幅が広がりやすい。
大きな変更点はロトム水からロトムにフォルムチェンジし、
役割的にトルネロスラティアスハッサムウルガモスになったと言ったところ。
草・炎タイプの搭載でトリトドンナットレイに相性で優位に立てるようになり、
物理攻撃主体のポケモンを減らす事で相対的に威嚇に強くなった。


そして放電に電磁波を加え、マヒ撒き戦術を特化させた。
これにより岩雪崩の怯み・一撃技の使用回数を確保・みがまも残飯ウルガモスで逃げ切る等
マヒしている相手に得られるアドバンテージを存分に活かせる形になった。


苦手な相手はだいぶ減ったが、相変わらず放電地震を無効化してくるランドロスが辛い。
放電地震を考え始めた頃はランドロスなんていなかったのにʅ(~◡◝)ʃ
あとメガヤンマガブリアス等との組み合わせを考えると非常に厄介。
思考停止パとして組んだのにうまく立ち回らないといけないのがね。


〜放電地震構築に対する考え〜
放電という技を「電気タイプの全体攻撃」あるいは「3割マヒの追加効果がある全体技」
どちらの性能に期待してパーティを組むかでだいぶ内容が変わってくると感じた。
前者は縛り範囲を上げるため特攻と素早さ、後者は放電を連発できる耐久力の高さが必要。


トリルを使わないならまひるダブルバトルのモットーなので、
耐久力の高いポケモン達で固めていく方向性で合っていた、はず。
ドリュウズ以外の攻撃力は控えめだが、全体攻撃と砂嵐でじわじわと削る事でカバー。


ちなみにガブリアスは、カバルドンのような定数ダメージを作れる特性を持っておらず、
ドリュウズと違い、ラティオスを前に自由に動けない点がネック。
きあいのタスキも無効タイプが多かったり先発向けのポケモンであれば強力になるが、
全体技の岩雪崩・熱風に後出しできる性能を無くすのも惜しい。
色々試してみたが、マヒを積極的に狙っていく構築にガブは向いてないのだと思う。
仮に使うとしたらボルトロスやサンダーと組ませてジュエル放電地震がどーん!
ジュエルの登場で小回りが効き、かつ受けづらい全体攻撃というコンセプトも強そうだ。


個別解説は前回の繰り返しになりそうだが、変更点や技の採用理由などを簡単にまとめ。
努力値の振りが微妙に変わっている子がちらほら。
選出パターンについても大雑把に書いてみた。



ロトム(カット)
性格:おだやか
実数値:157-×-128-126-154-125
努力値:252-0-4-4-100-148)


ランターン+カバドリが放電無効ポケモンの中で使いやすいと感じたため、
放電役のロトムがそれに合わせる形でフォルムチェンジ。
これにより4体間におけるタイプ関係が良好になり、電気タイプの2体選出もナチュラルに。


技は放電/リーフストーム/守るは確定で、4つ目はやはり痛み分けが最も合理的だった。
放電を連発していく中でリフストを当てるべきトリトドンまで相手にしないといけない場合に、
素の耐久力が中の上程度なロトムのHPを序盤から終盤まで管理するのは難しい。
痛み分けはそのリカバリーが効き、先手で使って居座りを狙う技なのでマヒとの相性も良い。


パーティの軸と決めたポケモンに回復技を持たせると安心感がある。
確かにありました。



ランターン
性格:おだやか
実数値:207-×-88-122-122-95
努力値:52-0-76-204-116-60)


ラティオスの珠流星群から1.5倍流星群(最高乱数以外)耐えに特殊耐久を引き上げ。
凍える風をボーマンダに当てるつもりが何もせずに倒された試合があり、それを防ぐため。


元はウォッシュロトムと一緒に出す事が前提の選出率が低いポケモンだったが、
前述の通りロトムのタイプが変わり、電気枠を使い分けるような選出をするように。
実際にがにゅーオフではカットロトムよりも出す回数が多かった具合で、
水・氷弱点が3体ずついるこのパーティにおいて優秀な対雨、霰パ要員になってくれる。


技はハイドロポンプ/ボルトチェンジ/凍える風が放電構築ではもはや鉄板のような感じ。
最後は、トリトドンの対処方法が以前と変わったため 毒々→守る のつもりだったが、
混乱はひるみと同様に行動不能を狙える戦法の一つと考え怪しい光にしてみた。


一撃技もそうだが、普段はこういった安定感に欠ける技を採用しない。
しかし放電軸の構築は、確率上こちらが有利なゲームを仕掛けていきやすいため、
その要素を増やすに越したことはないと考えている。
ランターンより遅いポケモンや交代先に万能に効く補助技として使え、
自身の火力が低くて隣が集中攻撃を受けやすい点を解消した、と言えば聞こえがいいか。



カバルドン
性格:のんき
実数値:215-132-154-×-123-47
努力値:252-0-12-0-244-0)


素早さをユキノオー−1の値から最遅に変更し、攻撃に振っていた能力値をすべて耐久に。
個体変更の理由は、トリル下で最遅ラッキーに先手を取って地割れを当てるためである。


当初地割れは、地震と岩雪崩が通らない相手に打ってみる程度にしか考えてなかったが、
苦手な相手はこの技で倒すと立ち回りが確立できるぐらい強かった。
ガブリアスローブシンズルズキンあたりはこの技で対処を心掛けたい。
基本は、地震か岩雪崩では2発で倒せないと判断した相手に使う。


持ち物はイトケの実。
天候パを相手にする場合、その天候に支配されないようカバルドンの選出は必須になり、
雨パへの選出が容易になる水半減実は正解だった。


話はズレて、ミガワリさんが「スタンパならバンギよりカバ」と言う件について一言。
耳にたこができるほど聞かされたので
バンギラスの影に隠れているだけで、カバルドンの単体スペックの高いには同意。
その証拠にサブの攻撃技や再生回復、一撃技などパーティに合わせて型を変えられる。


弱点が少ないのがカバのメリットらしいが、個人的補足としてカバは電磁波でマヒしない。
天候変化要員のニョロトノユキノオーにマヒで優位に立っていたのを見て感じた点であり、
相手の電磁波に干渉を受けないのは、特にスタンにおいて重要なのではないだろうか?


リアルだとミガワリ論が熱すぎて自分の意見を述べる余地が無かったよw
いぇ〜い、ミガッシュ見てるー?(^o^)



ドリュウズ
性格:ようき
実数値:185-187-80-×-86-154
努力値:0-252-0-0-4-252)


このポケモンのみ大きな変更点は無し。
5,6体目をラティオスに強くする事で例のつのドリルを難なく採用できた。
普段はエースポケモンとして居座りに便利な身代わりがおそらくベスト。


このパーティにおけるドリュウズは選出率がとても低く、バンドリ砂パに選出する程度。
つまり相手ドリュウズに強気に動けるよう最速にしている。


選出をしない理由は、地面タイプはカバルドンだけで十分という相手が多いからだろう。
カバルドン無しでドリュウズを出す相手というのも考えにくい。
しかしこのポケモンの全体攻撃による縛り性能は凄まじく、相手はマークを外せない。
魅せポケとして十分な価値があり、ドリュウズミラーでも今のところは負けていない事から、
選出の有無に関わらず意図した活躍をしているポジションで落ち着いた。



ラティアス
性格:おくびょう
実数値:186-×-111-131-151-178
努力値:244-0-4-4-4-252)


パーティのコンセプトはまとまったので、ここからは相性補完をしていく方向で。


ロトム草・ランターンカバルドンドリュウズの時点で5タイプに2体ずつ弱点持ちがいる。
その内氷タイプ以外の炎 草 地 水に抵抗をもつラティが候補に挙がり、
ガブリアスや電磁波を撒くため耐久力に余裕のあるアスを選択した。


豊富な技を覚える中で選んだのは癒しの波動。
カバルドンの怠けるの代わりになる手段が欲しかったのが使用のきっかけで、
実際に横にいるカバルドンに向かって回復させる事が多い。
流星群を打った後でも居座って仕事ができて、また先手で回復させやすいのがポイント。



ウルガモス
性格:おくびょう
実数値:192-×-96-156-126-155
努力値:252-0-84-4-4-164)


このポケモンが6体目に入ってきた事が意外らしい。求められた要素は、

で、尚且つ5体となるべく弱点が被らないポケモンが炎/虫タイプのウルガモス
結果的に水弱点が3体になったが半減持ちも3体おり、半減実を持たせる事で良しとした。
次点はシャンデラだった。


配分は、最速クレセリアや控えめボーマンダを抜ける素早さを確保した後、
クレセリアを起点にしていく動きがしたいな→身代わり持ちの耐久振りで使ってみよう
余りを防御へ回した結果、不一致岩雪崩やギャラドスの滝登りもほぼ耐えてしまうとか。


カポエラーウルガモス(蝶の舞)の流行に逆らった型で、使用感は実に良い。
対クレセ以外でも炎タイプが相性で有利な草や鋼タイプあたりも起点にでき、
身代わり人形を残してから攻撃を開始するのは、同型のサンダーと立ち回りが似ている。


霰パ以外の天候パに選出が難しい子と考えていたが、これは大きな勘違いだった。
雨はナットレイなど放電地震が通りにくい草に炎技が必要で、
カバルドンを出して雨を消せば、キングドラやルンパッパに先手で攻撃ができる。
砂に関しては、このパーティがバンギラスを選出させづらいものになっており、
こちらは逆にカバが砂を撒かなければ、ウルガモスドリュウズを縛る変わった展開に。
特に後者は全く想定していない動きだった。が、せっかくなので最速ドリュウズ抜きにした。


クレセグロスに強い性能は言わずもがなで、
いつの間にか選出率の高いエース的ポジションになっていた。
パーティの6体目って、ホント何がしっくり来るのか分からないのがおもしろい。


〜選出パターン・選出数〜








選出数(計13試合)

ロトム ■■■■■ ■■■
ランターン ■■■■■ ■■■■
カバルドン ■■■■■ ■■■■■ 10
ドリュウズ ■■■■
ラティアス ■■■■■ ■■■■■ ■■ 12
ウルガモス ■■■■■ ■■■■



〜まとめ〜
カバルドンドリュウズ、もしくは放電地震がコンセプトのように見えますが、
実際はラティアスの電磁波を撒いた後のウルガモスや地割れカバが強いぞ〜 なパーティ。
エースポケモンが苦手な水タイプに2体の電気タイプが対応できる形だと思われます。
放電ロトムが軸からだいぶブレてしまった感がありますが、
その分ランターンの性能が活きるパーティとして完成して良かったです。