担任の言葉

「このクラスは40人いるが、自分以外の39人は、大きく3つに分けることができる」
「3分の1は、自分のことを好いてくれる人間」
「3分の1は、自分のことを嫌う人間」
「残り3分の1は、どちらでもない人間」
「どれも大体13人くらいだ」


「39人全員に好かれたい、と1度は考えたことがあると思う」
「しかし、自分のことが嫌いな3分の1の人間に、興味を持ってもらうのは難しい」
「ただし、どちらでもない3分の1の人間は、自分の行動次第でいくらでも変わる」


「高校生活も3年間、卒業したらまた環境は変わるだろう」
「どんな環境でも、好きな人間とどちらでもない人間を合わせた3分の2」
「その3分の2の味方になる、もしくは頼ってもらえるような人間になりなさい」


...


高校生活のある日、
担任の先生(当時50歳くらい)が、生徒40人に対して放った言葉。
この先生+クラス40人は3年間固定だったからこその言葉?


卒業式とか全く関係ない時期に、
ホームルームで突然こんな話をし始めるので、
なにかイジメでもあったのでは? と勘ぐった当時。
言葉の内容よりも、クラス全体が不穏な空気になった思い出。


ただ的を射た言葉でしたよ。
だって、数年振りに高校のクラス会で幹事をやることになったんですけど、
3分の2はすぐ回答してくれたのに、3分の1は全然出欠確認できないんだもーん。
まあ先生の言う、3分の2の人間にはなれたのかもしれません。