まずはこちらの映像をご覧ください。
ポケットモンスターの技「たがやす」は
キャベツの畑を耕している。
たがやす:
地面を 耕して 草木が 育ちやすいようにする。
すべての草タイプのポケモンの『攻撃』『特攻』ランクが1段階ずつ上がる。
「たがやす」と言えば、XYから登場した地面タイプの補助技で、
場全体の草タイプに効果があることから、主にトリプルバトルで人気の技ですが、
この技は何の畑を耕しているのか、実際に調べてみました。
「たがやす」の戦闘アニメは、大きく3つの工程に分けられます。
1.白い卍のような物体が回転しながら進む
2.緑色に光るエフェクトが出る
3.掘り起こした土が左右に寄る
先に2の緑のエフェクトが出ている理由は、肥料を与えた効果だと考えられます。
追肥と呼ばれる管理作業の1つです。
作物の成長を促進することで、草タイプの攻撃・特攻を上げられるのでしょう。
続いて作業1と3は中耕と培土で、いわゆる「畝を割る」という作業です。
前者は、土を掘り起こすことで除草し、
後者は、作物に土を寄せて倒伏防止を目的に行われます。
ただ中耕・培土自体は、キャベツに限らず、
畝に植える作物であれば、収穫までに何回か行う作業になります。
ポイントは、複数の畝を一度に中耕・培土していることで、
これはトラクターを操作しなければできない芸当です。
逆に言えば、ゲーム内で乗用の農機を使う技だからこそ、注目されたような気もしますが。
まとめると、
この条件に加え、大手農機メーカーが最も推奨していると考えられる作物は?
それが、キャベツの畑でした。<補足>
- トラクターを使う段階で、作物の種類がかなり限られる(トウモロコシ等は×)
- kubotaのホームページでは、白菜やダイコン等も可能と記載
- 商品例はこちら 最も安いものでも100万円〜(本体のみで)
- たがやすが使えるのは専業農家ということが分かる
実際に乗ってみた。
卍卍卍卍 pic.twitter.com/d6u0YJyBBI
— アンニュイ (@ennui_noon) 2016年9月4日
スピードを上げると、作物を傷つけてしまいかねないので、
徒歩より速くは畝を割れないそうです。